もう一つの懸念は、事実と意見の境界線が曖昧なことです。この世には、何百ものプログラミング言語、数多くの開発パラダイム、プロジェクト管理に関する幾多もの哲学があります。学界は、ビジネス上の懸念や実用性から遠ざかっていることから、独自の課題を抱えています。

カルダノはまず、工学の観点から普遍的に有用であると認められる明らかな欠点を捕らえようと試みました。たとえば、暗号化システムと分散システムの両方が非常に複雑なトピックであるため、安直な行為によって恐ろしい間違いを犯した事例は数多くあります。したがって、これらの分野からの識見を必要とするプロトコルは、定評のある専門家によって設計され、他の専門家が審査を行うために提出される必要があります。

ウロボロスはこの分野において最初のケーススタディです。これは、公的に検証可能な出版履歴を持つ暗号学者達の大規模かつ多様なチームによって設計され、標準的な暗号プロセス、セキュリティの仮定、敵対的なモデルおよびその証明などに基づいて構築されました。これらの証明は学会への提出およびに、ケンブリッジ大学の研究チーム開発の定理証明システムIsabelleによって独自に検証されました。

しかし、この作業だけではその有用性を保証できません。いくつかの仮定を踏まえたセキュリティモデルの厳密なチェックを行なっただけです。有用性を実証するためには、プロトコルを実装し、テストする必要があります。我々の開発者はHaskellRustの両方で検証を行いました。この作業により、同期モデルに焦点を当てる必要があることが明らかになりました。これはウロボロス・プラオスの策定にもつながります。

このようなイテレーション開発が素晴らしいプロトコルを生み出すのです。それぞれのステップが新しい教訓をもたらし、前のステップの正しさの再確認を要求するからです。プロトコルが正しく設計されていることを確認するのは費用と時間がかかり、時には非常に面倒であっても、必要とされています。

プロトコル

プロトコル 、特に何十億もの人々によって使用されるものは短命でもなければ、急速的に進化するわけでもありません。むしろ、それは何十年も利用されることを目的としています。今後100年間は利用されるであろう新しい金融システムを世界に押し付ける前に、設計者に対して厳しい要求を行うのが合理的でしょう。

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